お仏壇の種類と、各々の名称まとめ

お仏壇と聞くと、皆さんはどんなお仏壇を思い浮かべますか?

よくドラマで出て来るのは黒っぽいものですね。

たまに、金色の豪華そうなものも見かけます。

一概に「お仏壇」と言っても、いろいろと種類がありそうです。

今回はお仏壇の種類と、その名称についてまとめてみました。

金仏壇

金仏壇

外が黒塗り、中が金箔のものです。

「塗り仏壇」とも呼ばれるそうです。

各宗派の本山寺院の姿を模しているので、宗派によって内部に違いがあるそうです。

伝統的には浄土真宗で用いられることが多かったようですが、他宗で金仏壇を選んでも問題ないようです。

また、宗派だけでなく、地域によっても異なるようです。

地域ごとでは、彫刻や蒔絵、塗りなどの技法に違いがあります。

単位

お仏壇で異なるのは名前や見た目だけでなく、大きさの単位も異なります。

金仏壇は「代(だい)」という単位で表されます。

「代」とは、仏壇の内部に掛ける掛軸の大きさを表す単位で、掛軸を3幅掛けられるだけの内法があることを示しているそうです。

例えば「50代の金仏壇」とは50代の掛軸が3枚掛けられるだけの内法があることになります。

また、この際の掛軸は、浄土真宗の本山から取り寄せた掛軸を指します。

代には、50代・70代・100代・120代・150代・200代があり、浄土真宗各宗派、地域によって違いがありますが、50代で一尺六寸(48cm)です。

唐木仏壇

唐木仏壇

狭義では黒檀や紫檀などの輸入銘木で作られた仏壇、

広義ではケヤキや桑などの国産銘木製のものも唐木仏壇と呼ばれることがあります。

また、白木に塗装したものや木目を印刷したりシートを貼ったものも唐木仏壇と呼ばれます。

重厚な風合いが特徴である唐木仏壇は、江戸時代からの100年以上の歴史を持っています。

唐木仏壇は様々な材料、工法で作られており、その違いによって値段や価値が大きく変わってきます。

また、唐木仏壇には、宗派による違いはありません。

地域性は金仏壇と同様、細工や作りが地域によって異なるようです。

家具調仏壇

仏壇の種類で大きく分けると上記の二つだけなのですが、最近増えてきているのがこの「家具調仏壇」です。

家具調仏壇

特に決まった名前はないので「モダン家具」「都市型家具」と呼ばれることもあります。

和室の減少や、マンション暮らしの増加、転勤族の増加などの日本人の生活スタイルの変化にともない、現代的な洋間にも合うように造られたお仏壇が増えてきました。

洋間に合わせるために、インテリア性を重視したすっきりとしたデザインや、洋家具と同じ素材・同じ色であることが多いです。

ガラス扉や椅子付きのもの、天井に照明が付き、LEDを使用したものなど、現代のライフスタイルに合うように工夫されています。

椅子付きのものは、若い世代だけでなく、足の悪い高齢者などにも喜ばれそうです。

マンションでも場所を取らないように、小型のものが多くなっています。

デザインも多岐にわたり、家具を選ぶ感覚で、部屋の中に馴染むデザインや、好みのデザインを選ぶことができます。

また、材質や細工にこだわることで、年配の方でも抵抗感の少ないデザインにすることも可能です。

その使い勝手の良さから、今後は主流になると考えられています。

新仏壇

新仏壇

家具調仏壇より、更にライトなお仏壇です。

アート性の高いカラフルな仏壇やオブジェのような物が増えています。

材質も石やガラス、金属を使ったものなど、様々です。

商品によっては仏壇という名称すら用いられていないんだとか。

家具やサイドボードの上に置ける手頃なサイズのものが多く、内部には位牌のみならず、遺影や遺骨を加工したオブジェなどを納められるものもあります。

家具調仏壇を置くにも手狭なマンションの場合に重宝されそうです。

また、仏壇だけでなく、位牌や仏具についても、ガラスや金属を使用した製品があります。

手元供養

新仏壇よりも更にお手軽な供養のスタイルです。

仏壇ですらないのですが、一応ご紹介しておこうと思います。

新仏壇で中に納めていた遺影や遺骨を加工したオブジェを、そのままオブジェだけで部屋に置いたり、ペンダントの中に入れて身に付けられるようにしたものです。

無宗教の方、仏壇を置くスペースがない方、立派な仏壇は必要ないけれども故人を供養する場となる存在を必要と考える方に重宝されているようです。

仏壇代わりとしてだけでなく、お墓代わりとして購入するケースもあるようです。

具体的には、遺灰を納めるおしゃれな容器(コアボトル)、

遺骨を加工したオブジェ型のもの、

ペンダント型のもの(カロートペンダント)、

地蔵の形をしたものやプレート型、故人の衣服で作るぬいぐるみなど、様々な製品が登場しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「お仏壇」というキーワードでこのブログに来られた方は度肝を抜かれたかもしれません。

もし「お仏壇を買いたいけれど、場所もお金もあまりないし…」と困って検索をかけた末にこのブログに来られた方には、後半が大いに参考になるのではないかと思います。

日本は信心深いけれど、宗教観が他国ほど凝り固まっていない国です。

個々の宗教観やライフスタイル、好みに合わせていろいろなお仏壇から選べる時代にもなっています。

参考にしていただければ幸いです。

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